72時間以内に服用する2つの緊急避妊薬の成分の違い

日本の平成24年度の人工妊娠中絶件数は約19万件で、毎年約20万件前後で推移しています。日本で1年間に産まれる新生児の数が約110万人なので、いかに中絶する割合が高いかが分かります。緊急避妊薬は性交後に服用する医薬品です。常用するピルほど、一般的に知られていません。緊急避妊薬とはコンドームを装着せずに性交渉を行ったり、コンドームが破けて避妊に失敗した場合に妊娠を防止します。排卵を抑えたり、受精卵の着床を防ぐことができます。性交後72時間以内に服用しなければなりません。効果は75~80%で、排卵日が近ければ妊娠してしまうこともあります。常用するピルとは異なり、緊急時に妊娠する確率を減らす最終手段です。緊急避妊薬も普通のピル同様に医師の処方箋が必要です。昔から日本では緊急避妊法として、「ヤッペ法」という方法が使われてきました。プラノバールという薬を使います。プラノバールをまず2錠飲み、その後12時間後にまた2錠、計2回飲みます。プラノバール錠には合成黄体ホルモン(ノルゲストレル)と合成卵胞ホルモン(エチニルエストラジオール)という成分が配合されています。避妊効果が高いですが、副作用がでる人もいます。つわりのような吐き気や、腹痛などの症状です。保険適用外なので費用は1回あたり、5000円~7000円程度かかります。ノルレボ錠は1999年にフランスで初めて承認された緊急避妊薬です。WHOの緊急避妊の必須薬品に指定されています。ノルレボは日本では2011年に2月に承認されました。ノルレボにはレボノルゲストレルという有効成分が配合されています。プラノバールと違い、服用回数が1回で済むので飲み忘れる心配がありません。またプラノバールに比べ副作用が少ないのが特徴です。ただ、薬が約1万5千円と高額なのがネックです。

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